このページでは、川崎競馬場1600m戦の特徴、枠順傾向、上位騎手成績、厩舎成績、血統成績についてまとめています。
ぜひ、予想する際のご参考になさってください。
川崎競馬1600mコース概要

スタート地点は4コーナー奥の引き込んだところから。
1コーナーまで約500mを目一杯に使ってのポジション取りが繰り広げられます。
全日本2歳優駿をはじめとする重賞競走も世代別各カテゴリーで組まれることも多い舞台で、最初の直線が長い分、川崎競馬場の中では相対的に各馬の力が発揮しやすい舞台であると位置づけています。
脚質的な傾向を比べていくと1400m、1500mと比較してもさほど差はなく。
むしろ逃げ有利の傾向がさらに増しているような気もします。
★脚質的傾向
脚質 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | 単勝回収率 | 複勝回収率 |
---|---|---|---|---|---|---|
逃げ | 84-48-35-35-28-132/362 | 23.2% | 36.5% | 44.8% | 210.2% | 123.9% |
先行 | 61-67-60-49-43-341/621 | 9.8% | 20.6% | 30.0% | 83.3% | 77.4% |
差し | 49-77-105-93-101-629/1054 | 4.6% | 12.0% | 21.3% | 41.3% | 71.7% |
追込 | 19-30-21-52-55-420/597 | 3.2% | 8.2% | 11.1% | 68.5% | 49.4% |
川崎競馬1600m 枠順別成績
★枠順別成績
枠番 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | 単勝回収率 | 複勝回収率 |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 26-14-23-29-22-109/223 | 11.7% | 17.9% | 26.9% | 126.0% | 84.4% |
2 | 16-29-24-14-28-116/227 | 7.0% | 19.8% | 28.2% | 45.1% | 75.6% |
3 | 25-23-24-27-34-186/319 | 7.8% | 15.0% | 21.9% | 62.9% | 71.9% |
4 | 27-25-28-25-28-201/334 | 8.1% | 15.6% | 23.7% | 53.2% | 65.5% |
5 | 28-30-19-32-28-223/360 | 7.8% | 16.1% | 20.6% | 128.4% | 79.4% |
6 | 27-33-32-30-26-229/377 | 7.2% | 15.9% | 23.6% | 43.0% | 76.7% |
7 | 24-29-38-40-35-223/389 | 6.2% | 13.6% | 23.1% | 47.0% | 71.9% |
8 | 40-39-33-32-26-236/406 | 9.9% | 19.5% | 27.6% | 136.2% | 78.1% |
内枠有利…というよりかは1枠有利というべきでしょうか。
8枠の勝率も優れており、これはスンナリ行けたときの外枠先行馬が残してる数字であると推測できます。
川崎競馬1600m上位種牡馬成績
種牡馬 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | 単勝回収率 | 複勝回収率 |
---|---|---|---|---|---|---|
ホッコータルマエ | 13-10-6-6-8-50/93 | 14.0% | 24.7% | 31.2% | 85.5% | 72.6% |
エスポワールシチー | 12-2-7-7-3-40/71 | 16.9% | 19.7% | 28.2% | 147.0% | 126.8% |
スマートファルコン | 8-8-6-6-7-23/58 | 13.8% | 27.6% | 37.9% | 87.9% | 84.0% |
シニスターミニスター | 7-8-5-2-4-41/67 | 10.4% | 22.4% | 28.4% | 50.3% | 57.3% |
アジアエクスプレス | 6-5-8-4-2-22/47 | 12.8% | 23.4% | 40.4% | 316.8% | 129.6% |
トップは1500mに続いてホッコータルマエ産駒でした。
単勝&複勝ともに回収率は100%を超えませんでしたが、複勝率3割超えは目立つ数字です。
そしてエスポワールシチー産駒も1400m、1500mに続いて好成績。
ここに関しては、単勝万馬券が混ざっておらず、外れ値的なものもないので、人気馬~中穴がかなり安定して走っていることが伺えます。
さらに同系統のスマートファルコンも好成績。
中距離になるとシニスターミニスター産駒も上位へ。アジアエクスプレス産駒は一つ単勝万馬券がデータに混ざっているので、今後ベタ買いでプラスにはかなり懐疑的ですが、複勝率40%は優秀です。
川崎競馬1600m上位母父血統成績
母父 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | 単勝回収率 | 複勝回収率 |
---|---|---|---|---|---|---|
クロフネ | 7-6-8-5-9-62/97 | 7.2% | 13.4% | 20.6% | 78.5% | 50.3% |
シンボリクリスエス | 7-6-5-8-10-37/73 | 9.6% | 17.8% | 24.7% | 99.5% | 120.3% |
アグネスタキオン | 6-11-5-6-6-36/70 | 8.6% | 24.3% | 31.4% | 24.6% | 71.7% |
マーベラスサンデー | 5-2-1-3-0-8/19 | 26.3% | 36.8% | 42.1% | 715.8% | 224.7% |
サンデーサイレンス | 5-7-1-2-4-34/53 | 9.4% | 22.6% | 24.5% | 38.7% | 53.6% |
クロフネは1400mでも1500mでもよく走っていますが、それは1600m戦でも傾向変わらず。
あとは距離が伸びたことにより、踏ん張り力のあるロベルト系種牡馬シンボリクリスエス。
同父系のブライアンズタイムも好成績。
中距離サンデーサイレンス系のアグネスタキオンと言った名が並びます。
マーベラスサンデーは、一つ単勝万馬券があるので、この特大な回収率ですが、全体的な率としても優秀です。
施行回数があまり多くない関係もあり、サンデーサイレンスの名も上位へランクインしています。
その仔であるネオユニヴァースやマンハッタンカフェも母父として優れた数字を残しています。
川崎競馬1600m上位騎手成績
騎手 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | 単勝回収率 | 複勝回収率 |
---|---|---|---|---|---|---|
森泰斗 | 31-28-19-8-11-43/140 | 22.1% | 42.1% | 55.0% | 78.9% | 99.1% |
矢野貴之 | 17-10-15-11-17-51/121 | 14.0% | 22.3% | 32.2% | 67.9% | 59.5% |
御神本訓 | 12-10-5-10-9-27/73 | 16.4% | 30.1% | 37.0% | 64.7% | 82.5% |
町田直希 | 12-11-12-13-22-78/148 | 8.1% | 15.5% | 23.0% | 39.7% | 53.8% |
山崎誠士 | 12-21-11-21-20-58/143 | 8.4% | 23.1% | 30.8% | 44.4% | 54.3% |
ここは勝利度数で森泰斗騎手が断然。
複勝回収率もほぼ100%で、かなりの信頼が置けます。
他場でもそうですが、森騎手は本当に立ち回りが巧い騎手。
コーナー4つ以上で信頼できます。
他、上位騎手はリーディング争いを続ける騎手の名が並びますが、それ以外で注目の騎手を上げるとするならば、今野忠成騎手になります。
騎手 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | 単勝回収率 | 複勝回収率 |
---|---|---|---|---|---|---|
今野忠成 | 11-7-9-10-7-41/85 | 12.9% | 21.2% | 31.8% | 170.1% | 90.0% |
今野騎手は、ロスなく捌いてくることにかけては、超のつく一級品の技術を持っていますので、この川崎1600mに限らず「前走不利→今回今野騎手に乗り替わり」みたいなパターンは必ず抑えておくべきでしょう。
内枠なら尚の事良いです。
川崎競馬1600m上位調教師(厩舎)成績
調教師 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | 単勝回収率 | 複勝回収率 |
---|---|---|---|---|---|---|
内田勝義 | 27-12-20-23-23-99/204 | 13.2% | 19.1% | 27.5% | 70.2% | 60.9% |
高月賢一 | 23-19-19-12-13-87/173 | 13.3% | 24.3% | 34.1% | 70.5% | 78.4% |
小久保智 | 16-11-12-9-12-74/134 | 11.9% | 20.1% | 28.4% | 104.1% | 83.8% |
岩本洋 | 12-8-11-11-3-57/102 | 11.8% | 19.6% | 29.4% | 190.9% | 109.3% |
山崎尋美 | 9-17-17-11-18-66/138 | 6.5% | 18.8% | 31.2% | 77.0% | 110.6% |
この舞台では、結構他場からの遠征馬が結果を出している印象を受けます。
まずは3位ランクインの小久保智厩舎は上位人気や単勝10倍台で安定して成績を出しています。
そして上位ランク表には入りませんでしたが、張田京厩舎も優秀。
調教師 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | 単勝回収率 | 複勝回収率 |
---|---|---|---|---|---|---|
張田京 | 7-3-5-2-3-12/32 | 21.9% | 31.3% | 46.9% | 253.4% | 110.0% |
張田厩舎に関しては、多いでも上位クラスで遠征してきた際には大変好成績ですので、要マークです。
穴なら岩本厩舎。
率自体も悪く有りませんし、平均して単勝10倍前後の馬が結果を出しています。
ダートグレードなどよほど実力差が感じられない場面で出走の際には、人気薄でも抑えておくべきでしょう。
回収率向上のヒント!川崎競馬1600mの特徴まとめ
★1400m、1500mに共通項が多い
★まず逃げが圧倒的で有利であることが共通
★エスポワールシチー産駒、ホッコータルマエ産駒が優秀
★母父クロフネが超優秀
★血統的にロベルト持ちは良い
★1枠や8枠、極端な枠からの先行馬が結果を出している
★森泰斗騎手の手綱さばきが冴える舞台
★立ち回りの巧さは今野騎手も負けず劣らず
★岩本厩舎は穴。遠征の張田、小久保厩舎の狩り場となっている現状
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