このページでは、大井競馬場1400m戦の特徴、枠順傾向、上位騎手成績、厩舎成績、血統成績についてまとめています。
ぜひ、予想する際のご参考になさってください。
大井競馬1400mコース概要
スタート地点は2コーナーから引き込んだところ。
ダート競馬、距離も短いことから先行有利で考えることがセオリーも、コーナーは外回りで、直線は389mあるため、末脚を活かす差し切りも考えられる舞台です。
特にクラスが上がれば上がるほど、逃げワンパターンではいかないという特徴があります。
若馬であったり、競馬場でのキャリアが少ないと、2コーナーから向正面に出ていく際に物見をしてしまい、逸走しかけたり、実際に騎手を振り落としてしまったといった事例が過去には存在します。
(一応の対策もされているので、馬券購入の際には基本的に気にしなくても今は大丈夫かと思います)
★脚質傾向
脚質 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | 単勝回収率 | 複勝回収率 |
---|---|---|---|---|---|---|
逃げ | 71-51-52-30-21-177/402 | 17.7% | 30.3% | 42.0% | 164.0% | 112.5% |
先行 | 93-78-69-57-64-319/680 | 13.7% | 25.1% | 34.6% | 95.8% | 81.8% |
差し | 60-84-92-98-93-654/1081 | 5.6% | 13.3% | 21.0% | 39.0% | 59.5% |
追込 | 17-27-27-58-57-451/637 | 2.7% | 6.9% | 10.5% | 35.6% | 34.9% |
大井競馬1400m 枠順別成績
★枠順別成績
枠番 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | 単勝回収率 | 複勝回収率 |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 18-21-26-24-25-130/244 | 7.4% | 16.0% | 24.2% | 61.1% | 57.8% |
2 | 27-30-26-18-25-130/256 | 10.5% | 22.3% | 30.9% | 98.2% | 71.1% |
3 | 23-25-23-26-17-197/311 | 7.4% | 15.4% | 22.2% | 139.5% | 78.3% |
4 | 30-23-29-34-27-199/342 | 8.8% | 15.5% | 23.1% | 63.0% | 65.2% |
5 | 43-30-32-25-30-223/383 | 11.2% | 19.1% | 25.8% | 85.6% | 75.7% |
6 | 33-41-26-46-33-235/414 | 8.0% | 17.9% | 23.7% | 54.9% | 62.4% |
7 | 26-34-43-37-48-236/424 | 6.1% | 14.2% | 24.3% | 38.8% | 67.1% |
8 | 41-36-35-33-30-257/432 | 9.5% | 17.8% | 25.9% | 43.9% | 58.3% |
2コーナーを少し回る分、コース形態的に内枠に利があるかなと思っていましたが、集計を取ってみると案外枠順別で差は生まれないことが分かりました。
ですので、予想を組んだ際には「馬の個性」にあくまでもフォーカスして、内枠がいいのか外枠がいいのか、中枠で包まれても上手にレースができるのかを考えるようにしましょう。
大井競馬1400m上位種牡馬成績
種牡馬 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | 単勝回収率 | 複勝回収率 |
---|---|---|---|---|---|---|
ホッコータルマエ | 12-12-12-15-11-53/115 | 10.4% | 20.9% | 31.3% | 73.8% | 82.1% |
アジアエクスプレス | 11-14-8-15-5-22/75 | 14.7% | 33.3% | 44.0% | 69.2% | 94.3% |
エスポワールシチー | 9-6-13-4-10-38/80 | 11.3% | 18.8% | 32.5% | 336.6% | 117.5% |
マジェスティックウォリアー | 8-4-4-1-5-31/53 | 15.1% | 22.6% | 28.3% | 52.8% | 43.8% |
ラニ | 8-4-1-5-2-28/48 | 16.7% | 25.0% | 27.1% | 56.0% | 60.6% |
1200m戦に続いて、上位種牡馬成績はそう変わらず。
かなり共通していますので、上位種牡馬はワンセットで覚えてしまいましょう。
勝ち星比較ではなく、回収率ベースで見た際にお買い得そうだと思う種牡馬も掲載しますので、ぜひご参考になさってください。
種牡馬 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | 単勝回収率 | 複勝回収率 |
---|---|---|---|---|---|---|
シニスターミニスター | 8-8-4-1-4-20/45 | 17.8% | 35.6% | 44.4% | 226.4% | 118.0% |
ヘニーヒューズ | 7-3-4-3-0-25/42 | 16.7% | 23.8% | 33.3% | 155.7% | 70.0% |
コパノリッキー | 7-6-3-7-5-30/58 | 12.1% | 22.4% | 27.6% | 108.8% | 84.1% |
アポロキングダム | 5-2-2-1-0-4/14 | 35.7% | 50.0% | 64.3% | 237.1% | 127.9% |
フリオーソ | 5-3-7-4-7-43/69 | 7.2% | 11.6% | 20.3% | 112.3% | 58.6% |
インカンテーション | 4-3-3-3-0-15/28 | 14.3% | 25.0% | 35.7% | 142.1% | 108.9% |
グロリアスノア | 4-1-0-1-0-1/7 | 57.1% | 71.4% | 71.4% | 217.1% | 112.9% |
シニスターミニスター産駒を買い続けることでもプラスになりますが、その仔インカンテーションの産駒も活躍していることを把握しておくと、良いことがあるかもしれません。
大井競馬1400m上位母父血統成績
母父 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | 単勝回収率 | 複勝回収率 |
---|---|---|---|---|---|---|
フジキセキ | 18-12-12-9-8-37/96 | 18.8% | 31.3% | 43.8% | 71.7% | 103.5% |
クロフネ | 15-8-5-9-6-58/101 | 14.9% | 22.8% | 27.7% | 131.4% | 85.2% |
ゴールドアリュール | 13-8-6-8-4-34/73 | 17.8% | 28.8% | 35.6% | 73.7% | 60.7% |
ネオユニヴァース | 13-3-7-3-8-29/63 | 20.6% | 25.4% | 36.5% | 59.8% | 106.3% |
キングカメハメハ | 11-8-8-10-9-78/124 | 8.9% | 15.3% | 21.8% | 65.2% | 66.9% |
母父成績では勝ち星でも、そして複勝率でもフジキセキが優秀。
白砂に代わって以降、フジキセキ産駒であるキンシャサノキセキ、その仔たちも勝ち星を挙げている姿は目立つので、フジキセキ持ちは相性が良いのかもしれません。
ある種、万能母父、令和のブレイヴェストローマンと呼ばれることもあるクロフネはJRAの芝中~長距離戦で活躍が目立つ母父でもありますが、大井の1200m戦とも好相性。
あとのゴールドアリュール、ネオユニヴァース、キングカメハメハのいずれも父系に入っても活躍が目立つので、今後の母父として長い間、その名前が残りそうです。
大井競馬1400m上位騎手成績
騎手 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | 単勝回収率 | 複勝回収率 |
---|---|---|---|---|---|---|
矢野貴之 | 42-8-19-18-18-44/149 | 28.2% | 33.6% | 43.6% | 108.4% | 61.1% |
笹川翼 | 33-32-19-13-8-30/135 | 24.4% | 48.1% | 60.0% | 66.7% | 96.1% |
安藤洋一 | 23-10-10-9-8-54/114 | 20.2% | 28.9% | 36.8% | 109.9% | 96.1% |
西啓太 | 16-13-9-7-11-61/117 | 13.7% | 24.8% | 31.6% | 172.6% | 90.7% |
森泰斗 | 13-19-11-8-11-42/104 | 12.5% | 30.8% | 41.3% | 48.6% | 68.3% |
集計期間首位は、1200m戦に続いて矢野貴之騎手がトップ。
ですが複勝率で見ると笹川騎手が6割と大変優秀で、複勝回収率もあと少しで100%に手がかかりそうなほど。
基本的に過剰人気になりやすいトップジョッキーなので、これは数値以上の成績と言えます。
安藤洋一騎手は、所属の藤田輝信厩舎に騎乗の際は、結構勝負がかっているイメージ。
西啓太騎手は率から考えると、穴ジョッキーとして見ることができます。
過剰人気になりやすい森泰斗騎手の取捨がとても難しいなといったところでしょう。
大井競馬1400m上位調教師(厩舎)成績
調教師 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | 単勝回収率 | 複勝回収率 |
---|---|---|---|---|---|---|
藤田輝信 | 25-9-12-10-5-31/92 | 27.2% | 37.0% | 50.0% | 130.8% | 103.0% |
的場直之 | 16-11-11-5-6-24/73 | 21.9% | 37.0% | 52.1% | 91.5% | 88.4% |
荒山勝徳 | 15-9-8-3-7-29/71 | 21.1% | 33.8% | 45.1% | 92.5% | 96.3% |
澤佳宏 | 10-8-3-6-4-35/66 | 15.2% | 27.3% | 30.3% | 42.0% | 58.5% |
鷹見浩 | 9-7-7-8-9-34/74 | 12.2% | 21.6% | 28.4% | 77.3% | 78.2% |
厩舎成績では藤田輝信厩舎がトップ。
騎手ランキングのところでも記載したことになりますが、安藤洋一騎手とのコンビではかなり高いアベレージ、さらには回収率を誇ります。
的場直之、荒山勝徳、両厩舎に関しては1200m戦も上位。
回収率を見てもかなり安定感がありますし、当然近走成績や血統情報を吟味しながらになりますが、発見した際には狙ってみてもいいかもしれません。
回収率向上のヒント!大井競馬1400mの特徴まとめ
★基本的には逃げ・先行有利も、直線は長いため展開次第で差しも効く
★枠順別による傾向は、さほど見られない。
★上位種牡馬としては1200mと共通と覚えておくと良い。
★シニスターミニスターはどの舞台でも優秀。仔のインカンテーションもセットで。
★母父成績もある程度1200m戦の種牡馬や母父と共通している。
★矢野騎手の勝ち星突出も、笹川翼騎手の複勝率も素晴らしい
★藤田輝信厩舎×安藤洋一騎手のコンビは特注
★1200m戦同様、的場直之、荒山勝徳厩舎は優秀。
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